こんにちわ!ルムです。
以前、大須賀めぐみ氏の新作「マチネとソワレ」をご紹介しましたが
代表作を読み返していたところ、やっぱりこのマンガがめちゃくちゃ面白いのでご紹介させてください。
伊坂幸太郎×大須賀めぐみの始まり!「魔王 JUVENILE REMIX」でございます。
大事なネタバレはなしで記事を書いてますので、これから読む人も安心してご覧下さい。
- 「魔王 JUVENILE REMIX」あらすじ
- 伊坂幸太郎×大須賀めぐみの原点「魔王 JUVENILE REMIX」
- 「魔王 JUVENILE REMIX」に出てくる殺しがマジ魅力
- 「魔王 JUVENILE REMIX」まとめ
「魔王 JUVENILE REMIX」あらすじ
Amazon 魔王 JUVENILE REMIX(1) (少年サンデーコミックス)
高校2年生の安藤は、幼い頃の苦い経験から、周囲に迎合するという生き方を身に付けていた。
ある日、学校からの帰り道に暴動を起こしている集団を発見。弟・潤が止めに入ろうとするも、安藤はいつもの傍観者を決め込み、警察に任せようと引き止めた。
だがその時、犬養と呼ばれる人物が颯爽と現れて…
引用 : Amazon
伊坂幸太郎×大須賀めぐみの原点「魔王 JUVENILE REMIX」
Amazon 魔王 JUVENILE REMIX(3) (少年サンデーコミックス)
ストーリーとしてはザクッというと
『相手の口を腹話術のように操れる』という能力を持った主人公が、「裏の顔」を持つ街の自警団のボスにたった一人で立ち向かう!
というもの。
いやいやそんな地味な能力でどうすんのよ!
という感じのあらすじなのですが、さすがは伊坂幸太郎氏ですね。あの手この手のでどうにか主人公が工夫して立ち向かっていく様子は、思わず「おー!イケイケ!」と手に汗握ってついつい盛り上がってしまう事請け合いです。
この作品が伊坂幸太郎×大須賀めぐみの原点になるのですが、今読むと初タッグとは思えないマッチぶり。さすが伊坂幸太郎氏がネームの時点で絶賛し「その後のチェックを大須賀めぐみ氏を信頼して全部任せてしまった」と言わせてるだけあります。
ちなみに、大須賀めぐみ氏は元々恋愛要素が薄いバイオレンスな殺し屋漫画を少女漫画雑誌に投稿していて、その時に少年誌か青年誌に行ったほうがいいとアドバイスされて投稿先を『週刊少年サンデー』に変更したという経歴の持ち主。
このレベルのバイオレンス度を少女マンガに持ち込んでたらすげーな。
「魔王 JUVENILE REMIX」に出てくる殺しがマジ魅力
Amazon 魔王 JUVENILE REMIX(4) (少年サンデーコミックス)
この作品、殺し屋が異常な数出てくるんですけどそのどれもが魅力的なんですよ。もうネーミングだけでグッときてしまうラインナップですよ。サラッと書くと
- セミ
- クジラ
- スズメバチ
- 押し屋
- 劇団
ん?なに押し屋って?
ってなりますが、いやぁ押し屋すげぇんですよ。かっくいいんです。
この辺のすべてのキャラクターを魅力的に仕上げているのは、設定だけじゃなく大須賀めぐみ氏の作画の助力が半端ない。大須賀めぐみ氏のお気に入りのスズメバチのエロいのなんの。好きな人は超好きですよこのキャラ。
いちいち太もものタトゥーを見せてくれてあざっす!
この他の殺し屋たちも、通り名に負けない魅力と能力でストーリーを引っ搔き回してくれるので全く退屈する事なく最終巻まで駆け抜ける事ができます。
特に7巻以降の展開はマジで驚いている間にすっ飛んでいくので、読んでて「うおー」とついつい声が出てしまうほど。
「魔王 JUVENILE REMIX」まとめ
Amazon 魔王 JUVENILE REMIX(10) (少年サンデーコミックス)
今回の「魔王 JUVENILE REMIX」をまとめると
- 伊坂幸太郎×大須賀めぐみの原点にして名作
- とにかくすべてのキャラが魅力的すぎる
- 7巻以降の急展開は必読です
こんな感じですね。
多分どこのネカフェにも置いていると思うので、巻数も程々あるし急なトラブルでネカフェで過ごさなくてはいけない時などには非常におすすめです。
本当は買ってほしいでけど。
いやぁ、満足できるマンガがおすすめ出来たなぁ。
それでは!また!
あ、マンガファンの人は「ビベーラ」もぜひ試してみてね!