こんにちわ。ルムです。
私は発達障害を抱えており、そして発達障害を持っている人は「何かに依存しやすい」という傾向があります。私も例に漏れずアルコールにべったり依存をしていました。
ですが
「いやぁ、これくらいなら手も震えないしアルコール依存症じゃないでしょー!」
などと楽観的に考えており、去年の10月頃に病院を変えた際に主治医の先生に
「あっはっは、それもうアルコール依存症ですねーお薬出しまーす」
と驚きの告白をされた時はあまりの衝撃でそのまま立ち飲み屋に向かったものです。
そんな私でも、今現在アルコールを飲まずに生活できるようにまで復活することができました。ので、で今日はそこまでの作戦と経緯をお話ししたいと思います。
さぁ、
「アルコール依存からの脱出!脱獄王にオレはなる!」
行ってみましょう!
- 発達障害がアルコール依存しやすい理由
- 発達障害でもやばいと気付いたアルコール依存のピーク
- 【発達障害】アルコール依存からの脱出!大食い王にオレはなる!【ADHD】
- 【発達障害】アルコール依存からの脱出!ゲーム王にオレはなる!【ADHD】
- 【発達障害】アルコール依存からの脱出!脱獄王にオレはなる!【ADHD】まとめ
発達障害がアルコール依存しやすい理由
その前に、そもそもなぜ発達障害が何かに依存しやすいのかというと
脳内物質のドーパミンが関係していると言われています。
発達障害(ADHD)によるドーパミン不足
ADHD を抱えていると脳内物質のドーパミンとノルアドレナリンが、十分に脳の神経伝達がされていないことがわかっています。
このうちドーパミンは脳内報酬系というところで作用して、やる気スイッチを入れたり「快☆感!」を与えてくれたりするわけですが、これが不足しているとやる気や快感を感じることがなかなか出来ず、不注意から様々なミスを繰り返すことになります。
それをADHDの人は無意識のうちに、行動し続けることや何かに依存することで脳内報酬系の活性を高めようとしていると思われています。この依存するものの対象は人によって様々ですが
- アルコール
- 薬物
- ギャンブ
- ゲーム
- 買い物
- セックス
などに依存しやすことがわかっていて、それらを続けるうちにやめようと思ってもやめられない依存症という状態に陥ってしまうのです。
発達障害でもやばいと気付いたアルコール依存のピーク
さて、本題です!
毎晩の晩酌が日課の私でしたが、主治医の先生に「アルコール依存症」と宣告されお薬をもらった後も、薬を服用しようが何しようが「まー、一本くらいなら!」と全く止めることができず1日にビールを500mlを1〜2本くらい飲み続けていました。
が、今年の2月くらいに私生活に問題が発生し、メンタルもボロボロになり鬱も発症!いろいろ細かいアクシデントも起き「人生どん底数え役満!」になってしまいビールの本数が急激に増加。
1日2〜3本(1〜1.5L)と順調に増え続け、4月にはもっとストイックにアルコール生活に挑むようになり1日4〜5本(2〜2.5L)、6月には身勝手の極みを覚え1日6〜8本(3〜4L)まで増えてしまい、もはや体が拒絶しても気持ちで押し込む始末。
日中は不安で飲まないと!
夜は寝れないから飲まないと!
朝方はここまで飲んだら飲まないと!
そんな最中のふとある日、フッと思いました。
「あ、これ死ぬっぽい」
なんか胃も痛いし固形物食べた記憶もあんまりないし、実際飲みたくないのに飲んでいるという矛盾の状態が続いている状態。
「あーもう失敗しても良いから、断酒してみよう」
というわけで、まずは飲めない状態にすることから始めてみました。
【発達障害】アルコール依存からの脱出!大食い王にオレはなる!【ADHD】
腹がいっぱいなら飲めない。
ということは飲まない。
という非常に安直な考えのもとにとにかく食べることにしてみました。
起きてマンガ読んだりアニメ見たりして、不安になったら食べる!
夜、寝れないなーと思ったらとにかく外に出て食べる!
結果、1ヶ月の断酒に成功。
それと引き換えに15kgの体重もゲット!
ある日、鏡に映った自分を見て、ふと思いました。
この作戦は、なんか違う。
断酒のおかげで頭は少し回るようになりましたが、とにかく不安で憂鬱で何もしたくないし何も考えたくない状態は変わりありません。そんな状態で新しい何かにチャレンジして断酒するのは絶対に無理。
ぷよぷよになったお腹をプニプニしながら頭をひねって考えた結果、一つの作戦を思いつきました。
他の何かに依存しちゃえばいいじゃん。
もう人生どうでも良いや状態だったので「依存症が増えたら?」とかそんなことを考えることもなく、他の依存しやすいラインナップを思い返して見ました。
- アルコール ←これをやめたい
- 薬物 ←どうやってゲットできるの?
- ギャンブ ←お金がない
- ゲーム
- 買い物 ←お金がない
- セックス ←相手がいない
よし、 ゲーム王にオレはなる!
【発達障害】アルコール依存からの脱出!ゲーム王にオレはなる!【ADHD】
ゲームに依存しようと思いったったものの、何のゲームしようか。クリアすべき条件は
- 安価で手に入る(お金がない)
- ずっと遊べる(お金がないから1つのゲームにしたい)
- ネトゲはNG(依存しすぎて課金しそう)
この3つをクリアするゲームって何があるかなー、と思ったら一個ありました。
不思議のダンジョン 風来のシレン4 plus 神の眼と悪魔のヘソ - PSP
1000回遊べるんでしょ!?
しかもPSPなら中古でやすい!
というわけで速攻でゲットし、もうひたすらやり続けました。もともとゲームは嫌いではなかったのでどんどん没頭し、Youtubeを見て研究までする始末。
【解説実況】風来のシレン4plus 浜辺の魔洞 ←いやー参考になりました。この人上手なんだぁー
1ヶ月半もの間毎日やり続けて最難関レベルもクリアできるようになったのは9月半ば。やり込み要素もやり切りつつあり、だんだん飽きてきた頃に気づいたらゲームや食事に逃げなくてもアルコールを飲まないで済むようになりました。
厳密に言うとゲームにも飽きてきて、マンガやアニメ・映画などに興味が戻ってきたという感じ。
あ、これチャンス。
と気づいたらもうそこからは即行動です。
ネカフェや本屋さん・行きたかったラーメン屋さんなど「出かける」を中心に行動をおこして、自分の「あ、やりたーい」にとにかく従順になんでもやってみる。そして「あー楽しかった!」を貪欲に貪りまくります。
前半でお話ししましたが、とにかく「やりたい」をやり続けて「ドーパミン出て来いヤァ!」状態にして、依存に逃げない生活の土台作りを始めることにしました。
その延長線でこのブログも開始して今に至るのですが、これが私のアルコール依存からの脱出の一部始終になります。
【発達障害】アルコール依存からの脱出!脱獄王にオレはなる!【ADHD】まとめ
長々書きましたが、何が言いたいかというと
これが私のアルコール依存からの脱出の一部始終なのですが、このやり方はおすすめ出来たものではありませんし、悪い方に傾いた場合もっと最悪のことになっていたかもしれません。
でも、「やりたい」と思ったらドンドン手をつけて依存に逃げない生活作りをするというのは非常に大事だと思うので、もし「じんせいもーどーでもいーよー」状態になった時は試してみてください。
では!また!